インフルエンザと風邪の症状について

インフルエンザと風邪の症状についてインフルエンザはかぜ症候群 (いわゆる ‘かぜ’ ) の一種ですが、感染力が非常に強く、他のかぜウイルスと大きく異なります。

かぜ症候群 インフルエンザ
発症時の症状 徐々に悪化 急激に悪化
発熱 なし あっても37度程度 38度以上のことが多い
悪寒(寒気) 軽い 強い
症状・経過 上気道炎症状が中心 全身症状が強い
合併症 少ない 肺炎など起こり得る
発生状況 散発的 流行する

“インフルエンザ”と括りをつけても、
インフルエンザウイルスには、
いくつものタイプがあります。

インフルエンザは、大別するとA型とB型にわけることができます。新型インフルエンザは全てA型になります。

A型 A型ウイルスは100種類以上に分けられ、ウイルスが次々に変異してしまうため、抗体が出来ていてもうまく働かず、何度も感染しますし、症状も強くなりやすいのが特徴です。
B型 B型ウイルスはあまり変異しないので、初めて感染した時は強い症状が現れますが、二度目の感染からは抗体がよく働きA型ほどには悪化しません。

日ごろから手をよく洗い、十分気をつけていてもウィルスにより、体調を崩してしまうこともありますが、そうしたときに果たしてインフルエンザであるのか、風邪(感冒)であるのかを調べる方法があります。迅速診断法を使うことで、的確かつ早期治療が可能になりました。

迅速診断法とは、綿棒で鼻やのどの奥をぬぐったり、鼻をかんだりして検体を採取し、A型かB型のいずれのインフルエンザなのかまで分かる迅速診断法です。検体を採取してから、およそ5~15分ほどで結果が分かります。当院では鼻から綿棒を入れ検体を採取しています。

残念ながらインフルエンザに感染していることが明らかになった場合、インフルエンザ・ウィルスの増加を防ぐ為のお薬を処方することとなります。抗インフルエンザウイルス薬の目的は、「重症化を防ぐ」ことと「症状の早期改善」です。

抗インフルエンザウイルス薬
内服薬 ①タミフルカプセル* (1日2回 5日間)
②タミフルドライシロップ* (1日2回 5日間)
③シンメトレル (細粒・錠50mg) (1日2回 5日間)
吸入薬 ④リレンザ (1日2回 5日間)
⑤イナビル (1回の投与で完結)
点 滴 ⑥ラピアクタ (1回15分以上の点滴で終了)

  *タミフルに関しては、10代の患者様への処方は、現在も控えています。

    感染経路は、飛沫感染・空気感染・接触感染です。

インフルエンザに罹らないための4か条・・

1. ワクチンを接種しましょう
(インフルエンザシーズンに入る前の11月中に受けておきましょう)
2. マスクをしたり、うがい手洗いをこまめにしましょう
3. 部屋を暖かくし、加湿をしましょう
(低温・乾燥に強いウイルスと考えられるため)
4. 流行期間中は人込みを避けるようにしましょう!

もしインフルエンザに罹ってしまったら、熱が下がったあとも2日間程度は体からウイルスが排出されていますので、外出は控えてください。